補修・改修・補強

「直す」ではなく「進化させる」
REPAIR × REINFORCE

建築構造物の技術は日々進化しており、耐震・制振・免震といった構造技術も高度化しています。それに伴い、既存建物に対しても現状の安全性を的確に評価し、適切な対応を行うことの重要性が増しています。T・Mエンジニアリングは、建築物の現況に合わせた補修・改修・補強を提供いたします。

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下地補修

ひび割れ補修
- シール工法・擦り込み工法：　幅の小さなひび割れに用いる工法で、合成樹脂やセメント、モルタル等をひび割れに沿って擦り込む工法です。
- Ｕカットシーリング充填工法：　ひび割れに沿ってＵ字の溝を切り、その中にシーリング材を充填する工法です。
- 自動式低圧エポキシ樹脂注入工法：　ひび割れに沿って注入器具を設置し、エポキシ樹脂をひび割れ深層部に注入する工法です。
- ＩＰＨ工法：　一般的な「自動式低圧樹脂注入工法」と違いコンクリート内部まで樹脂を注入することが可能で、末端の微細なひび割れまで充填することができ、鉄筋とコンクリートの付着強度を高め、さらに高い防錆効果があるため、コンクリートの「強度復元力」が得られる工法です。
- タイル張替え：　ひび割れたタイルを新しいものと取り替えます

コンクリートの「強度復元力」とは、外力によって変形したコンクリート構造が、荷重の除去後に元の形状や強度をどの程度回復できるかを示す特性のことです。特に、地震や繰り返し荷重を受ける鉄筋コンクリート構造において重要視されます。

爆裂、欠損部補修
- ポリマーセメントモルタル充填工法：　鉄筋の膨張等により爆裂した部分の脆弱部を斫り取ったのち、鉄筋に防錆処理を施しポリマーセメントモルタルにて断面修復を行う工法です。
- エポキシ樹脂モルタル充填工法：　鉄筋の膨張等により爆裂した部分の脆弱部を斫り取ったのち、鉄筋に防錆処理を施しエポキシ樹脂モルタルにて断面修復を行う工法です。
浮き部補修
- アンカーピニングエポキシ樹脂注入工法：　浮き部にドリルで穴をあけ、エポキシ樹脂を注入しさらにステンレスピンを挿入することで、タイルやモルタル等仕上材を固定し剥落を防ぐ工法です。
- アンカーピンニングタイル固定工法：　タイル表面に直接穴を開け、アンカーピンを挿入し、エポキシ樹脂を注入して固定する工法です。
- カーボピンネット工法：　ネットで表面を覆い剥落を防止する工法です。
- ステンレス線工法：　エポキシ樹脂で固定したステンレスピンをステンレス線で結び、剥落を防止する工法です。
- エポキシ樹脂注入工法：　エポキシ樹脂を注入し固定する工法です。

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コンクリート中性化対策

コンクリートの中性化をそのまま放置すると内部の鉄筋の位置まで達し、鉄筋の発錆を引き起こします。この発錆が進むと鉄筋が腐食・膨張し、周囲のコンクリートにひび割れが生じ、風送塩（海水のしぶきが舞い上がったもの）を含む雨水の侵入や、二酸化炭素の侵入がし易くなります。その結果、内部鉄筋の腐食・膨張が加速し、ひび割れのさらなる成長や、かぶりコンクリートの剥落を招く恐れがあります。
アルカリ性付与材を塗布する表面含侵工法、電気化学的補修工法などでコンクリートの中性化を抑制することができます。

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鉄筋コンクリート構造物補強

炭素繊維シート補強工法：　コンクリート構造物の劣化、ひび割れが拡大し、耐久性や強度が低下している場合や塩害による鉄筋腐食、疲労損傷、長期間の暴露により、コンクリート表面が劣化し、補強が必要になった場合に用いられる技術です。炭素繊維を一方向または二方向に配列したシートを、エポキシ樹脂を使って構造物の表面に接着し、CFRP（炭素繊維強化プラスチック）化することで、耐久性や強度を向上させます。
ＩＰＨ工法：　ひび割れや浮き部の補修に使われる工法ですが、コンクリート内部まで樹脂を注入することで強度を向上させます。

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塗装・防水