構造躯体のコンクリートを斫り、鉄筋の配筋状況、かぶり厚さ、発錆の状況、中性化試験を行います。
※斫りとは、コンクリートを削ったり、切ったり、穴を開けたりする作業のことです。
構造物の状況により、以下の検査を行います。
- 鉄筋の状態を確認:斫りにより露出した鉄筋の、発錆・腐食の状況を確認します。
- かぶり厚さ測定:かぶり厚は、鉄筋コンクリート構造物の耐久性や耐火性を確保する上で重要な要素であり、建築基準法で定められた最小のかぶり厚を必ず守る必要があります。このかぶり厚が不足していると、鉄筋が錆びやすくなり、建物の強度や耐久性が低下する可能性があります。また、火災が発生した際にも、鉄筋が早く高温になるため、耐火性能も低下する場合があります。
- 鉄筋の径測定:縦、横ともに使われている鉄筋の径を測定します。
- 鉄筋ピッチ測定:鉄筋の配筋状況を確認します。
- 中性化検査:斫りにより露出したコンクリート部分に試薬を噴霧し、中性化の深度を測定します。
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