打診検査とは、外壁などの表面を専用の器具で叩き、その音の違いから劣化や損傷の有無を調べる検査方法です。主に、タイルやモルタルなどの外壁に発生する浮きや剥離の有無を確認するために行われます。
目視では発見しにくい内部の劣化を見つけることができるため、外壁の異常を早期に把握し、適切な補修工事の実施につなげることで、建物の安全性を確保することが可能です。
特定建築物の所有者または管理者は、建築基準法に基づき、定期的に外壁の全面打診調査を実施する義務があります。
※全面打診調査とは、外壁全体を対象に行う調査です。これに対して、部分打診調査は、劣化が疑われる箇所や手の届く範囲に限定して実施されます。
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