地盤を掘り下げ、地下部分の基礎へ、部材調査や非破壊鉄筋探査を行います。既存建築物の基礎構造を調査する目的は、構造の健全性を確認し、必要な補修や補強の計画を立てることにあります。特に、耐震性や劣化の進行具合を評価することが重要です。
 
◆ 調査内容は建築物の状況によって、以下又はその他の調査方法を選択し、調査のために地盤を掘り下げます。
  • 基礎の材質・構造の確認:コンクリートや鉄筋の状態を検査し、ひび割れや錆びの有無を調べます。
  • ひび割れ・損傷の調査:幅や深さを測定し、構造的な影響を評価します。
  • 地盤との結合状況:基礎と地盤の密着度や沈下の有無を確認します。
  • 鉄筋探査:レーダーや電磁波を使って、埋設された鉄筋の配置や腐食の状況を特定します。
  • コア抜き試験:基礎部分の一部を採取し、強度や材質の変質を分析します。

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