炭素繊維シート補強工法は、鉄筋コンクリート構造物の補強に用いられる技術です。コンクリート構造物の劣化、ひび割れが拡大し、耐久性や強度が低下している場合や塩害による鉄筋腐食、疲労損傷、長期間の暴露により、コンクリート表面が劣化し、補強が必要になった場合に用いられる技術です。炭素繊維を一方向または二方向に配列したシートを、エポキシ樹脂を使って構造物の表面に接着し、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)化することで、耐久性や強度を向上させます。

この工法の主な特長は以下の通りです
   • 軽量かつ高強度で、構造物への負担が少ない
   • 耐腐食性が高く、塩害や劣化を防ぐ
   • 施工が簡単で、狭い空間でも作業可能
   • ひび割れ抑制や疲労寿命の向上に効果的
この技術は、橋梁やトンネル、建築物の耐震補強などに広く活用されています。

(クリックで画像拡大)